京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

期間

2014年7月20日(日) 10:00~16:30 (受付9:30から)

場所

京都大学 理学研究科 6号館 4階 401号室 (京都市左京区北白川追分町)
*ご同伴者用の控室も用意しています

内容

数学・物理学・化学・生物学・宇宙地球の5分野から1名ずつ講演>br />
当日、講演会の感想文・レジュメ提出

定員

先着順250名(1校からの応募者上限は50名まで)

予定

10:00 開会
10:30~

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  • 松本 吉泰 教授 「水の光分解」

地球上に豊富にある水は私達が生きていく上でなくてはならないものである。

また、水は将来のエネルギーを賄う可能性を持ったエネルギー源として重要な物質でもある。水は水素と酸素からなる化合物(H2O)であり、これを電気分解することにより、水素分子と酸素分子に分離することができることは高校の化学でも学んでいるだろう。電気のエネルギーを使うことからもわかるように水の分解には何らかの外部からのエネルギーが必要である。

それでは、電気エネルギーの代わりに、太陽光の光エネルギーで水を分解することができるだろうか。もし、これが可能であれば、無尽蔵に地上に降り注ぐ太陽光のエネルギーを使い水を分解することにより水素分子と酸素分子が得られる。そして、発生した水素と酸素から燃料電池により逆に水を生成することにより私達は電気エネルギーを得ることができる。

ここでは無機物質を用いた太陽光による水の分解反応について考えてみよう。

 


  • 池田 保 教授 「正17角形と2次方程式」

12:30~ - 休 憩 -

13:30~


  • 七田 芳則 教授 「動物の色感覚」

私たちは光に色がついていると感じます。

しかし、色は私たちの頭の中で作られた感覚です。実際、ヒトは色が赤、緑、青の3原色からできていると感じます。一方、ニワ トリは4原色でできていると感じ、ヒトが作ったテレビの色は天然色ではないと感じるでしょう。

また、アゲハチョウは色が5原色でできていると感じます(感じるはずで す)。

動物によってなぜ色感覚が違うのでしょうか。まず色を感じるメカニズムを説明し、色を感じる分子の進化からこの疑問に答えていくことにします。

14:30~


  • 生形 貴男 准教授 「化石記録の不完全性と向き合う」

高校地学の教科書には,アンモナイトが6600万年前に絶滅し,人類が700~600万年前 頃に出現したと書かれています。

しかし我々現代人は,タイムマシンに乗って太古の昔を直接見てきたわけではありません。上記のような記述は,6600万年前より新しい アンモナイトの化石や700万年前より古い人類の化石が発見されていないという事実 に基づいているのです。このように,化石記録から生物の歴史を復元する営為は,少なくとも部分的には「不在の証拠」をよりどころとしています。化石が見つからないということを,単なる「証拠の不在」ではなく「不在の証拠」として積極的に利用す るためには,様々な工夫が必要です。伝統的には化石の発見を主眼としてきた古生物学ですが,近年では,不完全で偏った化石記録からいかにして地球生命史を復元する かについても活発に議論されています。

本講演では,その一端を紹介しながら,ときにドキュメンタリータッチで語られることもある太古の物語の科学的舞台裏を覗いて みたいと思います。

15:30~


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