京都大学ELCAS(エルキャス)

実施レポート

[基盤コース前期]B群 2016年10月1日

学習する人工知能のつくりかた

鹿島 久嗣 教授

人工知能はコンピュータ上で知能の実現を目指す情報学の一分野であり、近年、将棋・囲碁などのゲームで人間のプレイヤを上回る強さを発揮したり、自動運転や医療診断などさまざまな分野で躍進するなど、大きな話題になっています。その中核となっているのが機械学習とよばれる経験(データ)をもとに、コンピュータプログラムが「自ら賢くなる」ことを実現する技術です。この講義は機械学習の基本的な考え方と、これがどのように実現されているかというその裏側の仕組みについて紹介します。

岩石から地球内部を読み解く

河上 哲生 准教授

地質学は、地層や岩石中に残された記録を読み取り、地球の成り立ちを明らかにする学問です。小惑星から試料を持ち帰ることができる現代にあっても、人類が掘削できたのは地殻の深さ約12km までです。地下深部の様子を知るには、現在地表に露出している「過去に地下深部で形成
された岩石」中の記録を読み取り、高温高圧実験やモデル計算などと組合せて推定することになります。本講義では、ヒマラヤのような大陸衝突帯の深部や、日本列島直下のような沈み込み帯深部で起きている現象を、岩石からどのように推定しているのかを紹介します。

有機反応の機構を考える

松原 誠二郎 教授

自然科学の基本は、観察であると言われますが、それだけではありません。観察した事を人に正確に伝えることも同じぐらい重要です。この伝え方を学ぶことが科学の勉強の重要な側面です。有機化学において反応を記述するやり方は、構造式と電子の流れを示す矢印を使用します。これができると、暗記を命じられていた有機反応が格段と解り易くなります。有機化学が暗記の学問でなく式を用いた記述で表現する論理的なものであることを学びましょう。

平成29年度 実施レポート

年度別の実施レポート