京都大学ELCAS(エルキャス)

実施レポート

[専修コース]地球環境学II〈地盤環境〉

地球環境学堂 社会基盤親和技術論

<実施日>

2017年4月15日

  • 実施場所

    吉田キャンパス 総合研究14号館207号室

  • 当日の講師

    乾 徹 准教授、勝見 武 教授

  • チューター

    堀 睦、辰巳 鴻介

  • 実習の内容

    ガイダンスを実施し、スケジュールの調整、実習に使用する防護具の確認、実習実施にあたっての注意事項の説明(実験ノート記録、安全教育)を実施した。その後、講義として①土の微視的構造、②土における水・化学物質との界面反応、③次週以降の実習内容の学術・社会的意義、④実験概要の説明と取得するパラメータの物理的意味について解説を行った。

  • 地球環境学II〈地盤環境〉実習風景ガイダンスの実施
  • 地球環境学II〈地盤環境〉実習風景講義の様子

活動を通して学んだこと

  • まず土というものがどういうものかを学びました。基盤コースでは土に住んでいる微生物に注目して炭素・窒素循環を学んできて、全く土がどのような構造(原子など)をしているのかを知りませんでした。今回は土を化学的・物理的な目で見たので、土そのものを知ることができました。土を構成しているものや性質などを知り、地面の下では-の電気を持っている土が+の電気を持つ物質を引き付けるなどして、物質や周りの環境によって土の中での物質の通過の仕方は変化するとわかりました。 トンネルを作るときなどに取り除いた土は有害物質(自然の)が含まれていていい加減にほったらかすことはできず、人の生活によくない影響を及ぼさないために正しく処理をしないといけない。そこで土の性質により有害物質を引き付けたりすることで、有害物質が雨などの流れで移動して広がるのを出来るだけ小さくする。そのためには有害物質を引き付ける土がどれぐらい必要でどのように自然のなかに配置するかを考えなければいけない。その前にはそれぞれの有害物質が周りの環境(pH、水の流れの速さ複数のイオンの相互関係など)によってどのくらい土に引き付けられるかなど、多くの色々な条件を調べて組み合わせて考えなければいけない。
    工事をするのにも、力仕事や機械で行うだけでなくて科学的にも非常に労力がかかっていることが分かり、しかもそれ無しでは工事を行うことも危険であるので、この研究や調査の大変さと重要さを感じました。これから専修コースではこの汚染土壌の処分の仕方を物質と土との関係を調べた上で考えていくので、とても複雑で大変そうだと思いますが、結果まで出せるようにがんばります。

平成29年度 実施レポート

年度別の実施レポート