京都大学ELCAS(エルキャス)

実施レポート

[専修コース]太陽物理学と宇宙天気

理学研究科 附属天文台

2016年7月23日 13:00〜16:45

  • 実施場所

    吉田キャンパス 理学研究科4号館5階ゼミ室

  • 当日の講師

    浅井歩 准教授

  • チューター

    廣瀬公美、大辻賢一、石井貴子

  • 実習の内容

    今回の実習では、前回に引き続き、得られた結果の論文化に向けた学習を行った。
    論文や発表用の資料に載せる図の作成や文章の指導を受けた。

  • 太陽物理学と宇宙天気_実習風景論文化に向けた指導を受ける様子

受講生の感想

  • ELCAS journalに出す論文も、プレゼン用のスライドもまだ完成していないので、不安です。今回、論文執筆やプレゼンについての多くのアドバイス、資料をいただき、身が引き締まる思いです。プレゼンまでもう1ヶ月もないので、早めにできる限り練習を積んでおこうと思います。今までのご指導、ありがとうございました。あと1ヶ月の間、改めてよろしくお願いいたします。

2016年7月9日 13:00〜17:00

  • 実施場所

    花山天文台

  • 当日の講師

    浅井歩 准教授

  • チューター

    廣瀬公美、大辻賢一、石井貴子

  • 実習の内容

    今回の実習では研究結果をまとめ、論文化に向けた学習を行った。論文の基本的な構成を学び、実際に論文を執筆した。論文に使用する図も作成した。次回はさらに必要な図を追加し、論文を完成させることが目標である。

  • 太陽物理学と宇宙天気2016年7月9日論文執筆のための指導を受ける様子
  • 太陽物理学と宇宙天気2016年7月9日論文に使用する図を作成する様子

受講生の感想

  • 先生方が自分の文章の稚拙なところを指摘して、指導してくださり、とても勉強になりました。自分の力だけではまだ全然書けないのだということを痛感しました。あと一月半、本気で試行錯誤して最善の論文を模索しようと思います。次回には挽回します。

2016年6月18日 13:00〜17:00

  • 実施場所

    花山天文台

  • 当日の講師

    浅井歩 准教授

  • チューター

    廣瀬公美、大辻賢一、石井貴子

  • 実習の内容

    今回の実習では前回クラウドモデルという手法で視線方向速度場の導出を行った1例のイベントについて、復習を兼ねて再度視線方向速度を求めた。さらにフィラメントの見かけの運動から水平方向の速度の時間変化も求め、グラフ化した。この結果をもとに、論文化に向けて、今まで学習した各トピックについて自分の言葉でまとめるのがこれからの課題である。

  • 太陽物理学と宇宙天気2016年6月18日議論する様子

受講生の感想

  • vncとlinuxコマンドの扱い方がつかめて来た。自分の予定が空いてきたのとともに、研究の見通しが立てられてきたので、計画を立ててしっかりと進めていきたい。クラウドモデルを説明できる自信がないので、自分で文献を使って調べたり、次回また質問したりして、説明できるようにしていきたい。

2016年6月4日 13:00〜17:00

  • 実施場所

    吉田キャンパス 理学研究科4号館5階ゼミ室

  • 当日の講師

    浅井歩 准教授

  • チューター

    廣瀬公美、大辻賢一

  • 実習の内容

    今回の実習ではこれから解析するフィラメント噴出イベントを16例のフレア監視望遠鏡の候補イベントの中から選び、実際にそのうちの1例についてフィラメントの速度場の導出を行った。イベントを選ぶ際は空間スケールが大きくて、比較的ゆっくりとした現象で、天候の良い時のデータを中心に選んだ。速度場の導出にはクラウドモデルという手法を用いた。今後は選んだイベントについて同様にクライドモデルを適用して速度場を導出し、その結果を考察する。

  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年6月4日プログラムを動かしてフィラメント噴出の速度場を求める様子

受講生の感想

  • 前回の実習で学んだことを半分忘れていたので、苦戦するとともに後悔した。さすがに今回のことは忘れないように何度か繰り返してしっかりと習得しようと思う。わからない、あるいは覚えてないことが多くあるので、再来週まで質問を繰り返すことになると思われる。残り回数も少ないので、後悔しないよう一層気を引き締めて臨んでいきたい。/li>

2016年5月14日 13:00〜17:00

  • 実施場所

    国立天文台三鷹キャンパス

  • 当日の講師

    浅井歩 准教授

  • チューター

    廣瀬公美

  • 実習の内容

    今回の実習では国立天文台の施設見学、及びデータ解析のためのPCのセットアップや準備を行った。国立天文台では太陽フレア望遠鏡を見学し、Hα線での観測と赤外線での偏光観測について学習した。また、黒点望遠鏡も見学し、黒点相対数をどのように算出しているかについて学んだ。施設見学の後、これからデータ解析をしていくうえで使用する手法、「クラウドモデル」についての学習をした。また、飛騨天文台の計算機で解析するためのソフトウェアのインストールなどの準備をした。実際に解析するイベントを選ぶためにイベントリストからデータセットの有無をみて、どのイベントを解析するか検討するのが課題である。

  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年5月14日データ解析に使用する手法「クラウドモデル」について学ぶ様子
  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年5月14日太陽フレア望遠鏡を見学する様子

受講生の感想

  • 今後必要なアプリケーションをインストールし、いよいよ研究の主題に入ろうとしていることに非常にわくわくしています。しかし、本日の座学で理解できたのかできていないのかはっきりとわからない点が多少あったので、その点をはっきりさせておこうと思う。原理を理解して、直感的にも数学的にもフィラメント噴出現象及びCloud Modelが捉えられるようにしていきたい。とりあえずは課題を早めに仕上げようと思う。

2016年5月7日 12:00〜17:30、8日 8:00〜10:00

  • 実施場所

    飛騨天文台

  • 当日の講師

    一本潔 教授

  • チューター

    石井貴子、廣瀬公美

  • ボランティア

    上野悟、永田伸一、木村剛一、仲谷善一

  • 実習の内容

    今回の実習では飛騨天文台の施設見学をした。5月7日は、まず、太陽磁場活動望遠鏡にて宇宙天気についての解説を受けた。次にドームレス太陽望遠鏡で太陽を観察し、黒点を観ることができた。ここでは観る光の波長によって観測できる太陽面上からの高さが違うことや、分光観測して吸収線を詳しく調べることで、太陽にどんな元素があるか、またガスがどんな運動をしているかがわかるということを学んだ。また、65cm屈折望遠鏡では、シリウスの観測をした。60cm反射望遠鏡でこの望遠鏡の解説を受けた。最後にガラスにアルミニウムのコーティングをして鏡にする真空蒸着装置の前で、天文台で使われている鏡について学習した。5月8日はSMART望遠鏡での観測の様子を見学した。

  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年5月7日 8日ドームレス太陽望遠鏡にて垂直分光器の解説を受ける様子
  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年5月7日 8日65cm屈折望遠鏡でシリウスを観測する様子
  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年5月7日 8日真空蒸着装置の前で望遠鏡で使われる鏡について学ぶ様子

受講生の感想

  • 東京住まいのため訪れることが困難な飛騨天文台の、一般公開でも立ち入れない場所まで見学させていただくことができて、とても勉強になりました。特に、太陽観測の現場、天文台での生活を近くで見て、また体験したことは、研究者としての将来を具体的に考えるうえで、おおいに参考になるだろうと思います。個人的に最も感銘を受けたのは、65㎝望遠鏡で、木星の大赤斑と4衛星が観ることができたことです。惑星をその特徴がわかる倍率で見たのは写真の中だけだったので、貴重な体験になりました。

2016年4月23日 12:00〜17:00

  • 実施場所

    花山天文台

  • 当日の講師

    浅井歩 准教授

  • チューター

    石井貴子、廣瀬公美

  • 実習の内容

    今回の実習ではまず太陽館シーロスタット望遠鏡を用いてHα線と鉄の吸収線のスペクトルデータを取得、及び、太陽が太陽一つ分動くのにかかる時間の測定をした。今回の観測は天候条件が悪かったので、以前とられた鉄の吸収線のスペクトルデータを使って太陽の自転速度の導出を行った。この自転速度は光のドップラー効果を考慮して鉄の吸収線の理論値からのずれを測定し、求めることができた。求めた自転速度から太陽半径も求め、さらに求めた太陽半径と測定した太陽が太陽一つ分動くのにかかる時間のデータも加えて太陽-地球間の距離も導出できた。最後に浅井先生から太陽についての概論を聴き、太陽についての理解を深められた。次回(5月7日)は飛騨天文台を見学する予定である。

  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年4月23日太陽館シーロスタット望遠鏡でスペクトルを取得している
  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年4月23日鉄の吸収線のスペクトルのデータから太陽の自転速度を求めている
  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年4月23日浅井先生からの太陽にについての概論を聴講する様子

受講生の感想

  • なかなかいい天気でなく、太陽の観測は前回ほどうまくいかなかった。しかし、太陽が1個分掃過する時間を測り、それをもとに種々の計算をし、求値することで、太陽について具体的にイメージすることができた。また、座学で太陽について基礎知識を教授いただけたので、今日のことも活かして次回以降進めていこうと思う。

2016年4月16日 14:00〜17:00

  • 実施場所

    花山天文台

  • 当日の講師

    浅井歩 准教授

  • チューター

    石井貴子、大辻賢一、廣瀬公美

  • ボランティア

    北井礼三郎

  • 実習の内容

    今回の実習では花山天文台の施設を見学した。見学した望遠鏡は別館ザートリウス望遠鏡と太陽館70cmシーロスタット望遠鏡の2つである。別館ザートリウス望遠鏡では、まず白色光での太陽の観察をした。また、Hα線でみた太陽についての解説を受け、これからの実習で解析対象として扱うことになるダークフィラメント(プロミネンス)や太陽フレアについて学習した。太陽館シーロスタット望遠鏡では、この望遠鏡の仕組みの解説を受け、回折格子により分光されたスペクトルの観察を行った。次回(4月23日)は天気が良ければ花山天文台のこれら2つの望遠鏡で実際にHα線スペクトルやHα線での太陽全面画像といった観測データの取得を体験する予定である。

  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年4月16日ザートリウス望遠鏡で白色光の太陽を観察する様子
  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年4月16日ザートリウス望遠鏡観測室でダークフィラメントについて解説を受ける様子
  • 太陽物理学と宇宙天気 2016年4月16日シーロスタット望遠鏡で望遠鏡の仕組みについて解説を受ける様子

受講生の感想

  • 全体でのガイダンスから始まり、教授方と合流するまで不安だったが、親切な方々で非常に安心した。初めから天気も良く、花山天文台に行って黒点を観たり、分光器で太陽光のスペクトルを観察したりでき、良い体験ができた。今日は分光を観るときにうっすらと雲がかかるなどして、十分満足いくほどの観察に至らなかったので、再チャレンジに臨みたい。どのような研究をしていくかもわかったので、とりあえず知識を増やすことを目標に定めることにする。

平成28年度 実施レポート

年度別の実施レポート