京都大学ELCAS(エルキャス)

実施レポート

[専修コース]薬学(生体機能解析学)

薬学研究科 生体機能解析学分野

2017年8月17日

  • 実施場所

    吉田キャンパス 薬学部本館22番講義室

  • 当日の講師

    金子 周司 教授

  • チューター

    古田 晴香

  • ボランティア

    長島 卓也

  • 実習の内容

    プレゼン練習を行った。論文原稿を修正した。

2017年7月1日

  • 実施場所

    吉田キャンパス 薬学部本館A216/214他

  • 当日の講師

    金子 周司 教授

  • チューター

    古田 晴香、楊 秋斌

  • ボランティア

    長島 卓也

  • 実習の内容

    研究データが揃ったので、データ整理を行った。8月発表会でのプレゼンに向けてのスライド作成、英語論文執筆に向けての投稿規定などの確認、今後の作業やプレゼン練習の日程調整などを行った。

  • 薬学0701-1今後の進め方について話し合う
  • 薬学0701-2データ整理を行っているところ

活動を通して学んだこと

  • 今回で最後の実習だったのでこれまでの研究結果をもとにPowerPointの作成と、これから論文を書き上げるまでの予定を確認した。大学生といっしょにこれまでを復習しながらPowerPointを作ったのでなぜ数ある有害事象の中から「糖尿病」というものの改善に至ったのかなど、分かったようで分かっていなかったことも解決でき、より理解が深まった。実験結果は私の処置した細胞にさらに何度か処置を加えてくださり、とてもきれいな結果が得られた。その結果からは濃度依存的にインスリン抵抗性が上がっていることがよくわかった。これでエルキャスの研究活動もついに終わってしまった。これまでの研究を通して、自分が今高校で習っていることはどんなことでも決して無駄ではなく、その知識があるからこそ研究をするときの、例えば濃度を希釈するときの計算などができ、その結果、より主体的に研究ができるのだと分かった。今の自分はまだ知識が十分でないため、チューターの方や教授の補佐がないと出来ることは少なかった。しかし、これから大学に入るまで、また入ってからも様々な知識を得ることで自分のアイデアや自分の仮説から研究を行い、まだ未知の世界の扉を開いていくのがとても楽しみになった。

2017年6月17日

  • 実施場所

    吉田キャンパス 薬学部本館A214

  • 当日の講師

    金子 周司 教授

  • チューター

    古田 晴香、楊 秋斌

  • ボランティア

    長島 卓也

  • 実習の内容

    培養骨格筋細胞を用いてインスリン処置によるグルコース取込みの増大に対するオランザピンおよびクロザピンの抑制効果、およびビタミンD前処置の影響を調べた。ほぼ予定した実験のデータを得たため、次回研究のまとめを行う予定である。

  • 薬学0617-1培養細胞を回収する無菌操作
  • 薬学0617-2グルコース取込み実験
  • 薬学0617-3実験操作とデータの確認

活動を通して学んだこと

  • 今回はオランザピンとクロザピンを濃度を変えて処置した細胞に、蛍光標識したグルコースを滴下して、グルコース抵抗性が濃度依存的なものなのかを調べた。今回は濃度依存的なことが明かにわかるデータがとれなかったが、大学生が同じ実験を事前にしてくださった時のデータはきれいなものだったのでそれを見せていただいたりもした。薬物の濃度を変えるときに何倍希釈するのかという計算もしたが、何気ないことなのに、使いなれない単位で難しく、苦労した。

2017年6月3日

  • 実施場所

    吉田キャンパス 薬学部本館A214

  • 当日の講師

    金子 周司 教授

  • チューター

    古田 晴香、楊 秋斌

  • ボランティア

    長島 卓也

  • 実習の内容

    腱細胞へのインスリン処置によるグルコース取込みを測定する実験を行った。実験はインスリン処置によってグルコース取込みが増大していることなど、順調に推移している。その後、培養シュワン細胞の観察と写真撮影、最後にグルコース取込み実験の結果を考察した。

  • 薬学0603-1クリーンベンチで無菌操作によって培養細胞を分注
  • 薬学0603-2顕微鏡観察で細胞の形態を確認して写真を撮影
  • 薬学0603-3グルコース取込み実験の結果をパソコンに表示させて検討

活動を通して学んだこと

  • 今回はシュワン細胞と、オランザピン、クロザピンによるグルコース取り込みの減少について、実際に論文をまとめるときや発表をするときに使うほうを選択した。結果、グルコース取り込みになったのだが、もう1つの、「シュワン細胞の回りの絶縁体のようなものが異常をきたすことで末梢神経障害が起こる」という仮説はとても興味深く、これから大学生の方が研究をされるのであれば研究結果に注目したいと思う。しかし、中国からの留学生が一生懸命に教えてくださり、また、薬物処置の風景や顕微鏡で撮影した健常な細胞、そして異常をきたした細胞をみせていただいた。異常をきたした細胞はとても細長く変形していたのだが、なぜ細長くなるのかをまた調べようとおもう。

2017年5月20日

  • 実施場所

    吉田キャンパス 薬学部本館A214

  • 当日の講師

    金子 周司 教授

  • チューター

    古田 晴香、楊 秋斌

  • ボランティア

    長島 卓也

  • 実習の内容

    チューターがシュワン細胞についての説明を行い、細胞培養、細胞からのRNA抽出、RT-PCR法で遺伝子を増幅する実験を行った。続いてこれまでの結果を整理し、今後の研究方針について議論した。

  • 薬学0520-1RT-PCR装置で遺伝子の増幅実験を行う
  • 薬学0520-2実験結果についての説明
  • 薬学0520-3シュワン細胞を用いる研究について説明を受ける

活動を通して学んだこと

  • 今回はシュワン細胞という軸索の回りで絶縁体のような役割をしているものが、サリドマイドによって何らかの影響を受けることで、末梢神経障害という副作用が起きるのではないかという仮説のもとで行われた実験を見学した。神経の回りの構造については知らないことも多かったが、論文なども見せていただきながらタンパク質だけではなく遺伝子レベルでもその仮説を裏付ける実験を行うと知り、驚いた。また、後半はこれまでのまとめを行い、その後は大学生が受験や大学生活について様々な話をしてくださり、とても刺激を受けた。

2017年5月6日

  • 実施場所

    吉田キャンパス 薬学部本館A214

  • 当日の講師

    金子 周司 教授

  • チューター

    古田 晴香、楊 秋斌

  • ボランティア

    長島 卓也

  • 実習の内容

    前回に引き続き、FAERSデータベースを検索することで、有害事象ビッグデータからの情報抽出をSQL文で行い研究テーマを吟味した。その後、骨格筋細胞の実技について指導を行い、無菌操作を一人で出来るように慣れてもらった。

  • 薬学(生体機能解析学)_実習風景SQLで検索
  • 薬学(生体機能解析学)_実習風景クリーンベンチで無菌操作を行う
  • 薬学(生体機能解析学)_実習風景遠心分離機で細胞を回収

活動を通して学んだこと

  • 今回は実際にビッグデータからオランザピン使用者の糖尿病発症のオッズ比などを求めた。コンピューターに入力する文字は独特の決まった単語を用いたり流れが決まっていたりしていたのでとてもてこずったが、大学生に丁寧に教えていただきながらマクロの実行を繰り返し、オッズ比を求めた。しかし普通は数十分で終わるという作業らしく、驚いた。結果としては、やはり予想通りオッズ比が1を超えた。しかし、母体のデータの量が少なかったものに関しては期待していた数値が出ても信憑性が低く、あまり信用できないということでこの結果はあくまで参考として扱うそうだ。期待していた数値が得られたとしてもデータの量が少ないことで確証が得られないことから実験はその結果に責任をもって客観的にも正しいと思われるものしか採用できないのだと分かった。そのあとは大学生の筋肉細胞の継代を見学した。細胞は採取してしまえばそこからは増殖しないと思っていたが、増殖し続けられる細胞もあり、それらを何度も移しかえながら利用するのだということを知れた。

2017年4月15日

  • 実施場所

    吉田キャンパス 薬学部本館A214他

  • 当日の講師

    金子 周司 教授

  • チューター

    古田 晴香、楊 秋斌

  • ボランティア

    長島 卓也

  • 実習の内容

    まず研究の背景と全体の予定を1時間半の講義と議論の中で設定し、理解してもらった。次に実際にFAERSデータベースを操作することで、有害事象ビッグデータからの情報抽出をSQL文で行う実習を指導した。さっそく研究課題について、解析の実施可能性を評価し、可能であることを確認した。

  • 薬学(生体機能解析学)_実習風景説明用資料
  • 薬学(生体機能解析学)_実習風景講義風景
  • 薬学(生体機能解析学)_実習風景コンピュータ端末操作法を教えているところ

活動を通して学んだこと

  • これから研究する内容についての講義を受けたあと、早速研究を始めた。ビッグデータをもとに、副作用を軽減する可能性のある薬を併用したときと併用しなかったときのオッズ比の求め方を大学院生の方に教えていただき、そのオッズ比から副作用を軽減する効果があるのかを調べた。同じ病気に対する薬でもものによってビタミンDが効果を発揮したり、していなかったりしたのでおもしろかった。

平成29年度 実施レポート

年度別の実施レポート